デザインツールの活用〜入門編〜

生産性の向上

デザインツールとは?なぜ今、必要なのか

デザインツールとは、チラシや名刺、SNS投稿画像などを簡単に作成できるソフトウェアやオンラインサービスのことです。これまでのデザイン作業は、専門のデザイナーに依頼することが一般的でしたが、最近ではクラウド型のデザインツールが普及し、誰でも手軽にデザインできる時代になっています。

特にSNSの普及により、企業が自社の商品やサービスをアピールする手段として、視覚的に魅力的なコンテンツを作成することが求められています。デザインツールを活用すれば、専門知識がなくても高品質な投稿画像や広告バナーを作成でき、効果的なマーケティング活動が可能になります。

また、総務省の調査によると、2023年の日本のインターネット広告費は約3兆3,330億円に達し、マスコミ4媒体(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)の広告費を大きく上回りました。このようなデジタル広告市場の拡大により、企業の販促活動でもオンラインマーケティングが重要視されるようになっています。

参考: 総務省|令和6年版 情報通信白書

青森県の企業にとっても、DXの一環としてデザインツールを導入することは、販促活動の強化、デザイン業務の内製化によるコスト削減、新規顧客獲得などにつながる重要な手段の一つと言えます。

デザインツール利用の課題

デザインツールを利用する際の最大の課題は、「操作への不安」です。
特に、普段パソコンをあまり使わない方や、デザイン経験がない方にとっては、「ツールの使い方が難しいのではないか?」「うまく作れないのではないか?」といった不安が大きいと思います。

その他の課題としては、「どのツールを選べばいいかわからない」「無料と有料の違いがわからず、コスト面で悩む」などがあげられます。

しかし、現在のデザインツールは初心者向けのひな型(テンプレート)が豊富に用意されており、直感的な操作で簡単にデザインができるようになっています。

代表的なデザインツールと活用イメージ

① Canva(キャンバ)

  • 初心者向けで操作が簡単
  • 豊富なテンプレートと無料素材が利用可能
  • ブラウザ上で動作するため、インストール不要

利用イメージ
自社のSNSに投稿する販促画像を作成する場合、Canvaのテンプレートを活用することで、プロのデザインを参考に自社のものが作れます。
Canva(キャンバ)

② Photoshop(フォトショップ)

  • プロ向けの高度な編集が可能
  • 写真加工や詳細なデザイン調整ができる
  • 長年の実績があり、デザイン業界の標準ツール

利用イメージ:
高品質なポスターを作成したい場合、Photoshopを使うことで、写真の細かい調整や合成が可能になり、より訴求力のあるデザインが作れます。
Photoshop(フォトショップ)

③ Figma(フィグマ)

  • チームでの共同作業が可能
  • クラウドベースでどこからでもアクセスできる
  • Webデザインやアプリ開発向けの機能が充実

利用イメージ:
自社のホームページのデザインを作成する際、Figmaを使えば、複数人でリアルタイムにデザインを修正しながら、効率的に作業を進めることができます。
Figma(フィグマ)

デザインツール利用時の注意点

デザインツールを利用する際には、法律的な側面にも注意が必要です。

著作権の確認

使用する画像や書体(フォント)には著作権がある場合が多いため、商用利用が許可されているかを確認しましょう。特にインターネット上の画像を無断で使用すると、著作権侵害となる可能性があります。
参考: 文化庁「著作権の基本」

ライセンスの確認

無料版と有料版ではライセンスの範囲が異なることがあるため、特に商用利用を前提とする場合は利用規約を確認し、適切なプランを選択しましょう。
参考: Adobe「ライセンス契約」

ブランドガイドラインの遵守

企業や商品のロゴを使用する際には、そのブランドのガイドラインを確認し、不適切な使用を避けましょう。
参考: 日本広告業協会「ブランドガイドラインの重要性」

まとめ

最初は不安があるかもしれませんが、Canvaのような初心者向けツールから始めることで、簡単にデザインを作成できます。まずは無料で試せるツールを使ってみましょう。

次回は具体的な活用方法について説明しますのでお楽しみに!